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診療と新薬 2019;56(7):497-504

SGLT2阻害薬ルセオグリフロジンの臨床効果:DPP-4阻害薬への追加・切り替え例の検討を中心に

医療法人柏木会 福元医院

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(7):497-504

診療と新薬 2019;56(7):497-504

SGLT2阻害薬ルセオグリフロジンの臨床効果:DPP-4阻害薬への追加・切り替え例の検討を中心に

医療法人柏木会 福元医院

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(7):497-504

当院通院中の2型糖尿病患者49例を対象に,SGLT2阻害薬ルセオグリフロジンの臨床効果について,とくに実地診療においてDPP-4阻害薬からの切り替えを選択する際の指標の探索に焦点を当て,後ろ向きに検討した。
全例での検討では,HbA1cはルセオグリフロジン投与前の8.4±1.3%から投与開始12カ月後7.5±0.6%へと有意(p<0.05)に低下し,体重は73.3±11.6 kgから72.7±12.4 kgへと有意(p<0.05)に低下,HDLコレステロールは49.1±10.9 mg/dLから56.2±13.2 mg/dLへと有意に上昇(p<0.05)し,ルセオグリフロジンの有用性が示された。
DPP-4阻害薬からの切り替え例について解析した結果,「HbA1cが8%以上の高値例」「eGFR高値例」「インスリン分泌薬併用例・長期の罹病期間を有する症例」において,ルセオグリフロジン血糖改善効果がより高いことが示唆された。これらは,現在SGLT2阻害薬について得られている多くのエビデンスを支持する結果である。
DPP-4阻害薬投与にて血糖コントロールが不良な患者,とくに上記の条件に当てはまる患者に対しては,まずSGLT2阻害薬への切り替えを試み,そのうえでコントロールが不良と考えられた場合にDPP-4阻害薬の併用を検討するという順序が妥当であろう。また,SGLT2阻害薬とDPP-4阻害薬を併用している患者で,良好な血糖コントロールが得られているのであれば,「DPP-4阻害薬の休止」という選択肢も考慮されるべきと考える。

Key word:SGLT2阻害薬,DPP-4阻害薬,ルセオグリフロジン,切り替え,eGFR

診療と新薬 2019;56(7):497-504

SGLT2阻害薬ルセオグリフロジンの臨床効果:DPP-4阻害薬への追加・切り替え例の検討を中心に

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診療と新薬 2019;56(7):505-513

当院における2型糖尿病患者に対するSGLT2阻害薬のヘモグロビン変動に関する検討

医療法人健清会 那珂記念クリニック

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(7):505-513

Assessment of the Effect of SGLT2 Inhibitors on Hemoglobin Variability in Japanese Patients with Type 2 Diabetes Mellitus.

Naka Kinen Clinic

診療と新薬 2019;56(7):505-513

当院における2型糖尿病患者に対するSGLT2阻害薬のヘモグロビン変動に関する検討

医療法人健清会 那珂記念クリニック

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(7):505-513

Assessment of the Effect of SGLT2 Inhibitors on Hemoglobin Variability in Japanese Patients with Type 2 Diabetes Mellitus.

Naka Kinen Clinic

背景:SGLT2阻害薬は血糖降下薬であるが,多彩な作用があり,その中の1つであるヘモグロビン増加は広く知られている。ヘモグロビン増加は貧血治療にも繋がるが,SGLT2阻害薬によるヘモグロビン増加のプロファイルはほとんど検討されていない。そこで,本研究では2型糖尿病患者における日常診療下でのSGLT2阻害薬処方前後でのヘモグロビン変動プロファイルを検討した。
方法:当院でSGLT2阻害薬の投与開始前および開始後(中央値:14週間)にヘモグロビン値を測定した2型糖尿病患者406例について解析した。
結果:SGLT2阻害薬投与によりヘモグロビン値(平均値±標準誤差)は0.6±0.8 g/dL増加した。SGLT2阻害薬はベースラインのヘモグロビン値が低いほど,ヘモグロビン値が増加する方向性を示した。また,ベースラインの腎機能やHbA1cが低下した患者において,SGLT2阻害薬のHbA1c低下効果は減弱していたが,ヘモグロビン増加効果は影響しなかった。
結論:SGLT2阻害薬によるヘモグロビン増加作用は,血糖降下作用とは独立していた。今後,軽度な腎性貧血(腎機能低下,ヘモグロビン低値)を合併した2型糖尿病患者に副次的な効果が期待されると考えられた。

Key words:SGLT2阻害薬,ヘモグロビン値,腎性貧血,2型糖尿病,HbA1c

診療と新薬 2019;56(7):505-513

当院における2型糖尿病患者に対するSGLT2阻害薬のヘモグロビン変動に関する検討

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(7):505-513

Assessment of the Effect of SGLT2 Inhibitors on Hemoglobin Variability in Japanese Patients with Type 2 Diabetes Mellitus.

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診療と新薬 2019;56(7):514-520

心不全治療薬を処方された患者における服用感と口腔内崩壊錠(OD錠)に関する意識調査

1)日本調剤株式会社教育情報部,2)株式会社日本医薬総合研究所,3)大塚製薬株式会社

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(7):514-520

Consciousness Survey on Feeling and Oral Disintegrating Tablet (OD Tablets) in Patients Who Have Been Prescribed Medication for Heart Failure

1)Educational Training & Medical Information Department, Nihon Chouzai Co.,Ltd. ,2)Japan Medical Research Institute Co.,Ltd. ,3)Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd.

診療と新薬 2019;56(7):514-520

心不全治療薬を処方された患者における服用感と口腔内崩壊錠(OD錠)に関する意識調査

1)日本調剤株式会社教育情報部,2)株式会社日本医薬総合研究所,3)大塚製薬株式会社

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(7):514-520

Consciousness Survey on Feeling and Oral Disintegrating Tablet (OD Tablets) in Patients Who Have Been Prescribed Medication for Heart Failure

1)Educational Training & Medical Information Department, Nihon Chouzai Co.,Ltd. ,2)Japan Medical Research Institute Co.,Ltd. ,3)Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd.

心不全治療薬を処方された患者を対象に,服用感と口腔内崩壊錠(OD錠)に関する意識調査を実施した。アンケート調査により495枚が回収され,その中で同意取得された有効な431枚が集計された。
1日1回あたり服用する薬剤は0~23個であり,平均9個前後で年齢別で差がほとんどなかった。しかし,64歳以下の場合に薬を1個ずつ服用する割合は6%であるのに対し,85歳以上になると21%まで加齢と共に増加した。性別では男性が薬を1個ずつ服用する割合は6%(19/294)に対し,女性は18%(24/129)と3倍であった。
心不全症状を有する患者は,「薬が大きい」「むせてしまう」「つっかえる」「息苦しさ」のいずれかを経験した回答数が34%と服用時の問題が生じていた。
OD錠への期待としては,85歳未満では35~39%であるのに比べ,85歳以上の高齢者では52%となり,2人に1人がOD錠への期待を感じていた。また,服用個数でOD錠への期待を感じる人数を集計すると,5個未満の場合には56%であり,5~10個未満が32%,10~15個未満が43%,15個以上が39%であった。
今回の調査では,心不全治療薬を処方された患者に服用感についてアンケートを実施した。その結果1回あたりの服用個数は9個と多く,加齢とともに服用時に困った経験が増え,1個ずつ服用する患者が増加していた。しかしながら,服用の工夫やOD錠の認識については十分ではなく,服薬アドヒアランスを確保するためにも薬剤服用に関する啓発が重要と考えられた。

キーワード:心不全,口腔内崩壊錠(OD錠),アンケート調査,服薬困難

診療と新薬 2019;56(7):514-520

心不全治療薬を処方された患者における服用感と口腔内崩壊錠(OD錠)に関する意識調査

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(7):514-520

Consciousness Survey on Feeling and Oral Disintegrating Tablet (OD Tablets) in Patients Who Have Been Prescribed Medication for Heart Failure

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診療と新薬 2019;56(7):521-526

トラネキサム酸・グリチルリチン酸2K配合の薬用化粧品によるニキビ状態の変化比較

1)日本橋エムズクリニック,2)一般財団法人 日本臨床試験協会(JACTA),3)株式会社あいび

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(7):521-526

Comparison of Condition of Acne by Medicated Cosmetics Containing Tranexamic Acid, Dipotassium Glycyrrhizate

1)Nihonbashi M's Clinic,2)JACTA (Japan Clinical Trial Association) ,3)Noriko Hirayama, Aibi Corp.

診療と新薬 2019;56(7):521-526

トラネキサム酸・グリチルリチン酸2K配合の薬用化粧品によるニキビ状態の変化比較

1)日本橋エムズクリニック,2)一般財団法人 日本臨床試験協会(JACTA),3)株式会社あいび

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(7):521-526

Comparison of Condition of Acne by Medicated Cosmetics Containing Tranexamic Acid, Dipotassium Glycyrrhizate

1)Nihonbashi M's Clinic,2)JACTA (Japan Clinical Trial Association) ,3)Noriko Hirayama, Aibi Corp.

目的:トラネキサム酸とグリチルリチン酸2K配合の薬用化粧品「ベルブランTAホワイトニングエッセンスM(以下,ベルブランと記す)」のニキビの発症や重症化に対する効果を確認するための遮蔽試験を行った。
方法:25歳以上39歳以下でニキビのある女性にベルブランを毎朝晩の1日2回,4週間継続使用させニキビの状態を評価した。さらに被験者自身の主観評価による肌状態の評価を実施した。
結果:16人が試験を開始し,14人が4週後まで完遂し,14人を解析対象とした。結果,皮疹,ポルフィリン,角層水分量について,使用側と不使用側との比較,使用前との比較において有意に改善した。被験者の自覚においては,肌のつやが有意に改善した。4週間の試験期間中に有害事象は発生せず,試験品の安全性が確認された。
結論:ベルブランを継続して使用すると,皮疹とポルフィリンの減少,角層水分量の増加により,ニキビの発症や重症化に対する抑制効果が期待できると考えられた。

Key words:ベルブラン(Belle Blanc),アクネ菌(Cutibacterium acnes),ニキビ(acne),トラネキサム酸(Tranexamic acid),グリチルリチン酸2K(Dipotassium glycyrrhizate),皮疹(rash),ポルフィリン(porphyrin),角層水分量(Stratum corneum moisture content)

診療と新薬 2019;56(7):521-526

トラネキサム酸・グリチルリチン酸2K配合の薬用化粧品によるニキビ状態の変化比較

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Comparison of Condition of Acne by Medicated Cosmetics Containing Tranexamic Acid, Dipotassium Glycyrrhizate

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診療と新薬 2019;56(7):527-541

感染予防対策のための基本的知識の理解■病院における隔離予防対策のポイント:隔離を合理的に行うために

1)日本赤十字社長崎原爆病院 感染制御室,2)ICHG研究会,3)成田赤十字病院 検査部,4)兵庫県立こども病院 感染症内科,5)大阪市立総合医療センター 感染症内科,6)兵庫県立こども病院 救急総合診療科,7)社会医療法人頌徳会日野クリニック,8)長浜バイオ大学 フロンティアバイオサイエンス学科・臨床検査学コース,9)医療法人育和会育和会記念病院 医療安全管理室,10)国立病院機構大阪医療センター 免疫感染症科,11)ICHG 研究会,12)沖縄県立南部医療センター・こども医療センター 小児感染症内科,13)京都府立医科大学 臨床検査部・感染対策部,14)国立病院機構富山病院 小児科,15)国立成育医療研究センター 感染症科,16)国立病院機構別府医療センター,17)医療法人沖縄徳洲会 静岡徳洲会病院,18)有限会社由良薬局,株式会社ポポロ,19)ICHG研究会

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(7):527-541

診療と新薬 2019;56(7):527-541

感染予防対策のための基本的知識の理解■病院における隔離予防対策のポイント:隔離を合理的に行うために

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診療と新薬 2019;56(6):417-423

2型糖尿病合併高脂血症患者における新規高脂血症治療薬ペマフィブラートの実臨床プロファイルについて

医療法人 健清会 那珂記念クリニック

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(6):417-423

The Real-World Profile of a Novel Selective Peroxisome Proliferator-Activated Receptor-αModulator, Pemafibrate, in Japanese Patients with Type 2 Diabetes Mellitus and Dyslipidemia

診療と新薬 2019;56(6):417-423

2型糖尿病合併高脂血症患者における新規高脂血症治療薬ペマフィブラートの実臨床プロファイルについて

医療法人 健清会 那珂記念クリニック

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(6):417-423

The Real-World Profile of a Novel Selective Peroxisome Proliferator-Activated Receptor-αModulator, Pemafibrate, in Japanese Patients with Type 2 Diabetes Mellitus and Dyslipidemia

ペマフィブラートは2018年6月に発売された新規フィブラート系薬剤であるが,選択的ペルオキシゾーム増殖剤応答性受容体αモデュレーター(SPPARMα)であり,血中の中性脂肪(トリグリセライド:TG)低下作用およびHigh density lipoprotein(HDL)-コレステロール増加作用等,様々な作用を有することが国内Phase 3試験結果で確認されている。そこで,2型糖尿病を合併した高脂血症患者における,日常診療下でのペマフィブラートの有効性・安全性プロファイルを検討した。
当院でペマフィブラートを処方し,投与4週間以上経過した2型糖尿病合併高脂血症患者(TG>150 mg/dL)26例について投与24週目まで解析した。その結果,ペマフィブラートは投与4週目の血清TG値が有意に低下し,血清HDL-コレステロール値が有意に増加した。ペマフィブラートはベースラインの血清TG値が高いほど,血清TG値が低下する負の相関が認められた。
また,ペマフィブラートは血清肝機能パラメータ,特にAlanine aminotransferaseおよびgamma-glutamyl transferaseを有意に低下させた。一方,ペマフィブラートはクレアチンキナーゼには影響しなかった。
以上より,2型糖尿病を合併した脂質異常症患者において,ペマフィブラートは日常診療下でも有効性・安全性が期待されると考えられた。

Key words:ペマフィブラート,SPPARMα,トリグリセライド,2 型糖尿病

診療と新薬 2019;56(6):417-423

2型糖尿病合併高脂血症患者における新規高脂血症治療薬ペマフィブラートの実臨床プロファイルについて

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(6):417-423

The Real-World Profile of a Novel Selective Peroxisome Proliferator-Activated Receptor-αModulator, Pemafibrate, in Japanese Patients with Type 2 Diabetes Mellitus and Dyslipidemia

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診療と新薬 2019;56(6):424-430

乳酸菌ローションによるシワと肌状態に対する効果

1)一般財団法人 日本臨床試験協会(JACTA),2)日本橋エムズクリニック,3)株式会社鈴木ハーブ研究所

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(6):424-430

Effect of Lactic Acid Bacterium Lotion on Wrinkles and Skin Condition

1)JACTA(Japan Clinical Trial Association),2)Nihonbashi M's Clinic,3)Suzuki Herb Laboratory Co.,Ltd.

診療と新薬 2019;56(6):424-430

乳酸菌ローションによるシワと肌状態に対する効果

1)一般財団法人 日本臨床試験協会(JACTA),2)日本橋エムズクリニック,3)株式会社鈴木ハーブ研究所

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(6):424-430

Effect of Lactic Acid Bacterium Lotion on Wrinkles and Skin Condition

1)JACTA(Japan Clinical Trial Association),2)Nihonbashi M's Clinic,3)Suzuki Herb Laboratory Co.,Ltd.

目的:化粧品「乳酸菌ローション」のシワと肌状態に対する効果を確認するため,ハーフフェイス法による遮蔽試験を行った。
方法:30歳以上49歳以下の目尻のシワグレード1-3の健康な女性を対象に試験品の使用を毎日の朝晩2回,4週間継続させた。顔面の片側に試験品塗布,もう一方の側を無塗布とする遮蔽試験を実施した。主要アウトカムは,目尻のシワ・角層水分量・肌弾力・肌のキメ(角層細胞面積・重層剝離率)・被験者自身の主観評価とし,副次アウトカムは,安全性とした。
結果:20人が試験を開始し,1人が中止し,19人が8週後まで完遂し,19人を解析対象とした。目尻のシワ・角層水分量・肌弾力は8週後,有意に改善され,不使用側との比較でも有意な差がみられた。角層細胞面積は8週後,増加(改善)の傾向がみられたが,不使用側との比較で有意な差はみられなかった。重層剝離率は有意な変化はみられなかった。主観評価については,全14項目のうち,13項目で改善がみられ,不使用側との比較では1項目で改善の傾向,13項目で改善の差がみられた。8週間の試験期間中に有害事象は発生せず,試験品の安全性が確認された。
結論:「乳酸菌ローション」を継続使用することにより,目尻のシワや肌の状態への効果がみられた。

Key words:乳酸菌ローション(Lactic acid bacterium lotion),エンテロコッカス・フェカリス(Enterococcus faecalis),ラクトフェリン(lactoferrin),ヨーグルト液(Yogurt Filtrate),ホエイタンパク(Whey protein),シワグレード(wrinkle grade),肌改善(skin improvement)

診療と新薬 2019;56(6):424-430

乳酸菌ローションによるシワと肌状態に対する効果

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(6):424-430

Effect of Lactic Acid Bacterium Lotion on Wrinkles and Skin Condition

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診療と新薬 2019;56(5):353-357

ルキソリチニブ投与後に重症低カルシウム血症を呈したJAK2変異真性多血症の一例

赤穂市民病院,1)内科,2)血液内科

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(5):353-357

Severe Hypocalcemia Induced by Ruxolitinib in a Case of JAK2 Mutation Positive Polycythemia

1)Department of Internal Medicine, Ako City Hospital,2)Department of Hematology, Ako City Hospital

診療と新薬 2019;56(5):353-357

ルキソリチニブ投与後に重症低カルシウム血症を呈したJAK2変異真性多血症の一例

赤穂市民病院,1)内科,2)血液内科

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(5):353-357

Severe Hypocalcemia Induced by Ruxolitinib in a Case of JAK2 Mutation Positive Polycythemia

1)Department of Internal Medicine, Ako City Hospital,2)Department of Hematology, Ako City Hospital

症例は64歳の女性。術後副甲状腺機能低下症を有するJAK2変異陽性真性多血症と診断され,Janus kinase(JAK)阻害薬(ルキソリチニブ)投与を開始された。2週間後,血清補正カルシウム値は4.9 mg/dlと重篤な低カルシウム血症を来した。JAKは生体内の様々なサイトカインシグナル伝達に関与する非常に重要なリン酸化酵素であり,骨代謝に関してJAK/STAT経路を介して骨吸収促進に関与することが知られている。ルキソリチニブはJAK1/JAK2を阻害する作用を持ち,サイトカイン受容体の恒常活性化を抑制する。基礎研究ではJAK1/2阻害剤がRANKL発現を抑制し破骨細胞分化を阻害する可能性が示唆されているが,ヒトでの関与はいまだ明らかにされていない。本症例では副甲状腺機能低下症を併発していたため,ルキソリチニブによりRANKL発現が抑制されたがPTHによる代償機構が働かず,骨吸収が低下して重篤な低カルシウム血症に至った可能性が考えられた。今後ルキソリチニブ使用の際は厳密なカルシウムモニタリングが必要であると考えられる。

キーワード:低カルシウム血症,JAK阻害剤,ルキソリチニブ

診療と新薬 2019;56(5):353-357

ルキソリチニブ投与後に重症低カルシウム血症を呈したJAK2変異真性多血症の一例

赤穂市民病院,1)内科,2)血液内科

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(5):353-357

Severe Hypocalcemia Induced by Ruxolitinib in a Case of JAK2 Mutation Positive Polycythemia

1)Department of Internal Medicine, Ako City Hospital,2)Department of Hematology, Ako City Hospital

A 64-year-old female with postoperative hypoparathyroidism was diagnosed with JAK2 mutation positive polycythemia and administration of Janus kinase(JAK)inhibitor,ruxolitinib was started.
After two weeks,serum corrected calcium level markedly declined to 4.9 mg/dl. JAK is a very important kinase involved in various cytokine signal transductions in vivo and is known to promote bone reabsorption through the JAK/STAT pathway. Ruxolitinib inhibits JAK1/JAK2 phosphorylation and suppresses constitutive activation of cytokine receptors. Several studies have investigated whether JAK1/2 inhibitors suppress RANKL expression and inhibit osteoclast differentiation.
However,it remains unclear how JAK2 inhibition influence bone metabolism in human. In the present case,it is suggested that an inhibitory effect of ruxolitinib on osteoclastogenesis was not compensated because of hypoparathyroidism and severe hypocalcemia was observed. It could be necessary to strictly monitor serum calcium levels for safely use of JAK inhibitors.

Key words: hypocalcemia,JAK inhibitor,ruxolitinib

診療と新薬 2019;56(5):353-357

ルキソリチニブ投与後に重症低カルシウム血症を呈したJAK2変異真性多血症の一例

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(5):353-357

Severe Hypocalcemia Induced by Ruxolitinib in a Case of JAK2 Mutation Positive Polycythemia

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診療と新薬 2019;56(5):358-364

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(5):358-364

Attenuating Effect of Isomaltodextrin Contained in Bread on Postprandial Plasma Glucose Levels in Healthy Humans: A Randomized, Placebo-controlled, Double-blind Crossover Study

1)R&D Division, Hayashibara Co., Ltd. ,2)Hiramatsu Clinic

診療と新薬 2019;56(5):358-364

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(5):358-364

Attenuating Effect of Isomaltodextrin Contained in Bread on Postprandial Plasma Glucose Levels in Healthy Humans: A Randomized, Placebo-controlled, Double-blind Crossover Study

1)R&D Division, Hayashibara Co., Ltd. ,2)Hiramatsu Clinic

Objective: The purpose of this study was to examine whether isomaltodextrin (IMD) attenuates elevated blood glucose levels following meal intake.
Methods: Overnight-fasted subjects (n = 30) consumed bread (containing IMD or not containing IMD) with breakfast, and blood glucose levels were determined over time from immediately before to 120 minutes after meal intake. The study was conducted with or without intake of 2.93 g of IMD in a double-blind crossover study.
Results: No differences were observed in blood glucose levels over time after the meal between IMD intake and non-IMD intake in all subjects. However, a stratified analysis of subjects with a tendency for increased postprandial blood glucose levels showed a significant higher attenuating effect of IMD intake on blood glucose elevation compared with non-IMD intake in terms of blood glucose levels over time and area under the curve.
Conclusion: Results of this study suggest that IMD attenuates elevated blood glucose levels following meal intake.

Key Words: Isomaltodextrin, Soluble dietary fiber, Postprandial blood glucose level, Bread

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(5):358-364

Attenuating Effect of Isomaltodextrin Contained in Bread on Postprandial Plasma Glucose Levels in Healthy Humans: A Randomized, Placebo-controlled, Double-blind Crossover Study

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診療と新薬 2019;56(5):365-369

オールインワンジェル(オールインワン シズカゲル)の塗布によるシワ改善効果:ハーフフェイス法での4週間塗布試験による検討

1)木下製薬株式会社,2)株式会社シズカニューヨーク

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(5):365-369

Wrinkle Improvement Effect by Application of All in One Gel (ALL-IN-ONE SHIZUKA GEL): Examination by Four Weeks Application Test by Half Face Method

1)Kinoshita Pharmaceutical Co., Ltd.,2)Shizuka New York Co.,Ltd.

診療と新薬 2019;56(5):365-369

オールインワンジェル(オールインワン シズカゲル)の塗布によるシワ改善効果:ハーフフェイス法での4週間塗布試験による検討

1)木下製薬株式会社,2)株式会社シズカニューヨーク

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(5):365-369

Wrinkle Improvement Effect by Application of All in One Gel (ALL-IN-ONE SHIZUKA GEL): Examination by Four Weeks Application Test by Half Face Method

1)Kinoshita Pharmaceutical Co., Ltd.,2)Shizuka New York Co.,Ltd.

化粧品(医薬部外品)「オールインワン シズカゲル」(発売元:株式会社シズカニューヨーク)を,「明瞭な浅いシワ」などシワグレード1~3を有する年齢39~57歳(平均47.6歳)の健常日本人女性16名の被験者に対し,4週間,朝晩2回塗布し,ハーフフェイス法により,目尻のシワの写真評価,目視評価および機器評価(レプリカ解析)を行った。その結果,試験品塗布側と無塗布側との比較で,写真評価にて使用4週間後のシワグレードスコアに有意な改善が認められた。また,試験期間中に有害事象は認められず,安全性に問題がないことが推測された。以上の結果より,シズカゲルは安全に使用でき,保湿等の作用により「乾燥による小ジワを目立たなくする」効果(抗シワ効果)が期待できる化粧品であると考えられた。

Key words:シワ(wrinkle),シワグレード(wrinkle grade),オールインワンジェル(all in one gel)

診療と新薬 2019;56(5):365-369

オールインワンジェル(オールインワン シズカゲル)の塗布によるシワ改善効果:ハーフフェイス法での4週間塗布試験による検討

Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2019;56(5):365-369

Wrinkle Improvement Effect by Application of All in One Gel (ALL-IN-ONE SHIZUKA GEL): Examination by Four Weeks Application Test by Half Face Method

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