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診療と新薬 2014;51(1):3-5
非心原性脳梗塞症例に対するアスピリンからクロピドグレル硫酸塩への切り替えの検討
亀﨑高夫
JA茨城県厚生連 茨城西南医療センター病院
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(1):3-5
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診療と新薬 2014;51(1):6-11
ロサルタンカリウム・ヒドロクロロチアジド錠(T197T)の自然発症高血圧ラットにおける降圧作用及び利尿作用の評価並びにSDラットにおける急性毒性の評価
矢來幸弘,打田光宏,柴崎義明,平塚一幸,梅木祐仁
Meiji Seikaファルマ株式会社
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(1):6-11
診療と新薬 2014;51(1):6-11
ロサルタンカリウム・ヒドロクロロチアジド錠(T197T)の自然発症高血圧ラットにおける降圧作用及び利尿作用の評価並びにSDラットにおける急性毒性の評価
矢來幸弘,打田光宏,柴崎義明,平塚一幸,梅木祐仁
Meiji Seikaファルマ株式会社
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(1):6-11
Meiji Seikaファルマ株式会社が開発中のロサルタンカリウム・ヒドロクロロチアジド錠(開発番号T197T;以下,試験製剤)は,アンジオテンシンⅡ受容体阻害薬(ARB)であるロサルタンカリウムとサイアザイド系利尿薬であるヒドロクロロチアジドとの配合剤であり,高血圧症治療薬であるプレミネントⓇ配合錠(MSD株式会社:以下,標準製剤)と有効成分を同量含有する同一剤型の後発医薬品である。
本稿では,自然発症高血圧ラット(SHR)を用いて,試験製剤の降圧作用及び利尿作用を標準製剤と比較した。また,両製剤の非臨床における安全性確認のために,SD系雄性ラットを用いた急性毒性の評価を行った。
1)SHRを用いた降圧作用の評価:SHRに試験製剤及び標準製剤を,有効成分であるロサルタンカリウム・ヒドロクロロチアジドとして,ロサルタンカリウム5 mg/kg・ヒドロクロロチアジド1.25 mg/kg及びロサルタンカリウム15 mg/kg・ヒドロクロロチアジド3.75 mg/kgの2用量で,1日1回,3日間反復経口投与し,初回投与日から最終投与5日後まで血圧及び心拍数を測定した。試験群は,陰性対照群(溶媒投与群),試験製剤の低用量群及び高用量群,並びに標準製剤の低用量群及び高用量群の合計5群とし,各群の例数は6匹とした。血圧及び心拍数の測定は覚醒下で非観血的に行い,評価には収縮期血圧及び心拍数を用いた。その結果,試験製剤群及び標準製剤群では,各用量で初回投与日から血圧が有意に低下し,投与期間中は効果が持続した。最終投与終了後は両製剤群とも徐々に血圧が回復し,投与終了後に投与前値よりも血圧が高くなるようなリバウンド現象は観察されなかった。一方,試験製剤群と標準製剤群との比較では,試験期間を通じて明らかな差は認められなかった。また,試験製剤及び標準製剤ともに,投与による心拍数への影響はみられなかった。
2)SHRを用いた利尿作用の評価:SHRに試験製剤及び標準製剤を,有効成分であるロサルタンカリウム・ヒドロクロロチアジドとして,ロサルタンカリウム15 mg/kg・ヒドロクロロチアジド3.75 mg/kgの用量で単回経口投与し,投与後5時間の蓄尿量及び尿中電解質濃度(Na+,K+及びCl-)を測定した。試験群は,陰性対照群(溶媒投与群),試験製剤群及び標準製剤群の3群とし,各群の例数は6匹とした。その結果,試験製剤群及び標準製剤群では尿量及び尿中電解質量が有意に増加し,利尿作用が認められた。
3)SD系ラットを用いた急性毒性の評価:SD系ラットに試験製剤及び標準製剤を,有効成分であるロサルタンカリウム・ヒドロクロロチアジドとして,ロサルタンカリウム100 mg/kg・ヒドロクロロチアジド25 mg/kgの用量で単回経口投与し,急性期の毒性を評価した。試験群は,陰性対照群(溶媒投与群),試験製剤群及び標準製剤群の3群とし,各群の例数は3匹とした。その結果,いずれの群にも死亡は認められず,投与後の一般状態にも変化は認められなかった。体重は,両製剤ともに陰性対照群と同様に推移し,差は認められなかった。投与から7日後に実施した剖検では,いずれの群にも毒性所見は認められなかった。
以上より,SHR及びSD系ラットを用いた今回の評価において,ロサルタンカリウム・ヒドロクロロチアジド錠(T197T)は,プレミネントⓇ配合錠と同様の有効性及び安全性を有していることが明らかとなり,臨床においてプレミネントⓇ配合錠と同様な治療効果を発揮することが期待される。
キーワード:ロサルタンカリウム,ヒドロクロロチアジド,高血圧症,配合剤,後発医薬品
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診療と新薬 2014;51(1):12-17
【座談会】低血糖を考慮した糖尿病治療
宇治原誠(司会) 1),東都千春 2),大久保辰雄 3),大畠規子 4),藤井隆人 5)
1)独立行政法人国立病院機構 横浜医療センター,2)あずま医院,3)おおくぼ総合内科クリニック,4)星川内科外科クリニック,5)緑台クリニック
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(1):12-17
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診療と新薬 2014;51(1):19-30
【座談会】甲状腺癌治療の現状と将来展望
岡本高宏(司会) 1),Rossella Elisei 2),絹谷清剛 3),東達也 4),杉谷巌 5),伊藤康弘 6),
1)東京女子医科大学内分泌外科,2)Department of Endocrinology, University of Pisa,3)金沢大学医薬保健研究域医学系核医学,4)滋賀県立成人病センター研究所,5)日本医科大学付属病院内分泌外科,6)隈病院外科
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(1):19-30
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診療と新薬 2014;51(1):31-34
DPP-4阻害薬anagliptin 1日1回投与の有効性に関する研究
田尻祐司 1),中尾一久 2),佐藤一也 3)
1)久留米大学医学部内分泌代謝内科,2)医療法人社団久英会 高良台リハビリテーション病院,3)久英会クリニック
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(1):31-34
診療と新薬 2014;51(1):31-34
DPP-4阻害薬anagliptin 1日1回投与の有効性に関する研究
田尻祐司 1),中尾一久 2),佐藤一也 3)
1)久留米大学医学部内分泌代謝内科,2)医療法人社団久英会 高良台リハビリテーション病院,3)久英会クリニック
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(1):31-34
Dipeptidyl peptidase-4(DPP-4)阻害薬は低血糖や体重増加が少なく,安全に良好な血糖コントロールが得られる可能性が高い経口血糖降下薬であるが,価格がやや高いことが懸念されている。コスト面での有用性を考慮して,今回はanagliptin 100 mgの1日1回投与(83.0 円/日)の効果と安全性を調査した。
回復期リハビリ病棟に入院中の高齢2型糖尿病患者15例(男性3例,年齢83±8歳,平均±標準偏差)を対象とし,すでに投与されているDPP-4阻害薬をanagliptin 100 mg,1日1回朝食後投与に変更した。HbA1c値や体重は,切り替え前と1カ月後の時点で変化を認めなかった。朝食後の血糖値は切り替え前に比べて1カ月後の時点で有意な低下を認めた(175±30 → 154±37 mg/dL,P<0.05)。全症例において,切り替え後1カ月の間に低血糖は1回も認めなかった。高齢2型糖尿病患者においてanagliptin 100 mgの1日1回投与は,安全性や医療経済の面から有用な選択肢であると考える。
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診療と新薬 2014;51(1):35-39
DPP-4阻害剤アナグリプチンのHbA1c改善作用および脂質改善作用
細谷剛
医療法人緑晋会細谷医院
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(1):35-39
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診療と新薬 2014;51(1):40-45
DPP-4阻害薬アナグリプチンの特徴とその使用成績─発売12カ月時点31症例の検討─
加藤光敏
加藤内科クリニック
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(1):40-45
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診療と新薬 2014;51(1):47-54
通常用量のレボセチリジン塩酸塩に抵抗性の蕁麻疹に対する増量投与の有効性に関する検討
山中恵一,尾本陽一,北川敬之,欠田成人,水谷 仁
三重大学大学院医学系研究科臨床医学系講座皮膚科学
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(1):47-54
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診療と新薬 2014;51(1):55-59
手洗い(Hand Wash)はいかに行うべきか
山之上弘樹 1),新井裕子 2),井内律子 3),大澤栄子 4),金澤美弥子 5),長谷川ゆり子 6),藤田直久 7),三浦正義 8),村山郁子 9),森本美智子 10),由良温宣 11),波多江新平 11)
1)特定医療法人沖縄徳洲会静岡徳洲会病院 内科,2)伊勢崎市民病院 医療安全管理室,3)医療法人社団洛和会洛和会音羽病院 感染防止対策室,4)医療法人沖縄徳洲会湘南鎌倉総合病院 看護部,5)日本赤十字社長崎原爆病院 看護部,6)帝京科学大学 医療科学部 看護学科,7)京都府立医科大学 感染制御・検査医学,8)NTT西日本金沢病院 血液内科,9)医療法人ヘブロン会大宮中央総合病院 特定健診科,10)兵庫県立大学看護学部 実践基礎看護講座 看護病態学,11)ICHG研究会
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(1):55-59
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診療と新薬 2014;51(1):61-64
感染性廃棄物の適正処理
樋口ひとみ 1),新井裕子 2),笠井正志 3),金澤美弥子 4),佐々木富子 5),竹本真美 6),藤田直久 7),三浦正義 8),村山郁子 9),山之上弘樹 10),由良温宣 11),波多江新平 11)
1)JA神奈川県厚生連相模原協同病院 医療安全対策室,2)伊勢崎市民病院 医療安全管理室,3)長野県立こども病院 小児集中治療科・感染制御室,4)日本赤十字社長崎原爆病院 看護部,5)医療法人育和会育和会記念病院 医療安全管理室,6)独立行政法人国立病院機構千葉医療センター 看護部,7)京都府立医科大学 感染制御・検査医学,8)NTT西日本金沢病院 血液内科,9)医療法人ヘブロン会大宮中央総合病院 特定健診科,10)特定医療法人沖縄徳洲会静岡徳洲会病院 内科,11)ICHG研究会
Shinryo to Shinyaku (Med Cons New-Remed)2014;51(1):61-64